「OPIミニミニ入門講座」(9.23)のご報告

 

メモを取りながらインタビューを聴く参加者

メモを取りながらインタビューを聴く参加者

今回のOPIミニミニ入門講座は、お知らせを出してから半日で満員となりました。さらに、次の日にも多くの方からお申し込みをいただくという状況でした。あまりのOPIへの関心の高さに、びっくり! こうした関心の高まりには、いくつかの理由が考えられます。

まずは、「プロフィシェンシー」を意識した教育実践が増えていることが挙げられます。「その言語を使って、何がどのようにできるか」への関心が高まり、知識偏重教育が見直されてきています。「日本語能力試験の対策が忙しくて、とてもプロフィシェンシーなんて考えている余裕がありません」という声をよく聞きますが、実は日本語能力試験はJLPT、そのPとはプロフィシェンシーのことなのです(Japanese Language Proficiency Test)。このあたりも教師の言語教育観の見直しが求められていると言えます。 Continue reading »

「ドナルド・キーン・センター柏崎」オープン~柏崎から日本文化の発信を!

 

くす玉割りで(2013.9.20)

くす玉割りで(2013.9.20)

9月21日、新潟県柏崎市に「ドナルド・キーン・センター柏崎」がオープンしました。このセンターは、公益財団法人ブルボン吉田記念財団が、キーンさんとの絆を大切に温めながら構想を練り、多くの方々との協働によって生まれました。

キーンさんのニューヨークの書斎も復元されています。できるだけその当時の香りを残したいと、多様な工夫がなされています。そして、1,800冊の蔵書が並べられており、貴重な資料なども展示されています。このセンターの大きな特徴の一つは、充実した映像ライブラリーであり、40本を超える映像作品があるそうです。 Continue reading »

能代第四小学校訪問~「取り出し授業」に参加して~

 

取り出し授業をする北川さん(能代の小学校で)

取り出し授業をする北川さん(能代の小学校で)

定住外国人の言語生活に関する調査で能代にやって来ました。今回は2日目の午前中「能代市立第四小学校」の「取り出し授業」を見学する機会に恵まれました。2年生の3人が楽しそうに勉強していました。教室に入ってびっくり! 私自身、何度かOPI(Oral Proficiency Interview)をしたことがある方々のお子さんでした。Aちゃんのお母さんには、これまでに5回インタビューを行い、Aちゃんのこともよく話題に上っていたのです。時の流れを感じ、「子どもの日本語教育・支援」は、いっときも待つことができない、大切な課題であると改めて痛感しました。 Continue reading »

ぜひ見てください!!『「津波のあとの時間割』&『3月11日を生きて』(石巻・門脇小)

「3月11日を生きて」

「3月11日を生きて」

8月中旬、フェイスブックにこんなメッセージが写真とともに載っていました。

「石巻市の元校長先生達が制作したDVD3本のことを紹介したいと思います。震災を忘れないという意味もありますが、いかに自分たちのこととして深く受け止めて対応していかなければならないか~と同時に感じました」

見れば、投稿者は、よく知っている福井在住の東利子さん。さっそく購入方法を伺い、石巻の森俊英さんに連絡を差し上げました。森さんからは、すぐに3本のDVDが届き、そこにはご丁寧なお手紙も添えられていました。3本のDVDとは、以下のとおりです。 Continue reading »

オーストラリアで思ったこと・感じたこと~日本語教育を通して~

ニューサウスウェルズ大学は、とっても素敵な大学です。8月のシドニーには、やっと春が間近に・・・。

ニューサウスウェルズ大学は、とっても素敵な大学です。8月のシドニーには、やっと春が間近に・・・。

8月下旬、調査のためシドニーに滞在しました。そこで出会った日本語教育関係者、そして大勢の学習者との語らいは、私にとって学ぶことの多いものでした。日本語学習者数が世界4位というオーストラリアの日本語学習熱、教育の質の高さはよく知られています。これだけの日本語学習者の層の厚さ、関心の深さは一朝一夕にできるものではありません。これが持続できるような環境作り、日本との連携が重要だと改めて思いました。 Continue reading »

私が見た「香港日本語教育事情」~新たな動きとともに~

 

香港日本語教育セミナー(2013.8.10)

香港日本語教育セミナー(2013.8.10)

8月10日、11日と2日間にわたって香港日本語教育セミナーが行われました。今回のセミナーのテーマは「言語活動の向上を目指す統合的なコースデザイン及び教授法」、講師は英国からLydia Moreyさん、日本から私という2人体制での実施でした。香港で「英国の日本語教育について~中等教育段階を中心に~」というお話を伺うことが出来たのは、幸運でした。報告書から得る知識ではなく、実際に現地に行ったり、そこで活躍する方々のお話を直に伺ったりすることがいかに重要を改めて感じさせられた2日間でした。 Continue reading »

OPI(92期)のワークショップ、中野サンプラザで開催

今年からワークショップは、「中野サンプラザ」で実施

今年からワークショップは、「中野サンプラザ」で実施

これまでアルク主催のOPIワークショップは、アルクの地下ホールで行われていましたが、今年から中野サンプラザで実施されることになりました。長年「アルク会場での開催」だっただけに、淋しさもありますが、新しい場所でのワークショップは、また別の良さもありました。

今回のワークショップの国内参加者は、東京近辺が4名、遠くは博多、福井からのご参加でした。海外からは、中国の長春、アメリカ、韓国からの参加者に加え、今月20日にはラオスに向けて出発するという方もいらっしゃいました。 Continue reading »

「海外における日本語の普及促進に関する有識者懇談会」、『議論の総括と政策提言』を外務大臣に提出!

本日(7月31日)、「海外における日本語の普及促進に関する有識者懇談会の木村孟座長は「議論の総括と政策提言」を岸田外務大臣に提出しました。http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press6_000488.html

具体的な提言は以下のとおりです。 Continue reading »

「モンゴルで親日派台頭~政府に留学組400人~」(日経新聞7.26)を読んで

新モンゴル高校「ハイキング」

新モンゴル高校「ハイキング」

7月26日の日経新聞朝刊で「モンゴルで親日派台頭~政府に留学組400人 ビジネス橋渡し~」という記事を読みました。今年3月にウランバートルで大勢の日本語教育関係者とお会いした私は、特別の思い持って読みました。

実は、モンゴルでは、ここ数年日本語学習者数は減少しているのです。ちょっと国際交流基金の報告記事から「最新傾向」「外国語の中での日本語の人気」を引用して、ご紹介したいと思います。(下線は筆者による) Continue reading »

7月のアクラス研修報告「ともに考える〈多文化共生社会づくり~持続可能な未来のために ~」

話をする堀永乃さん

話をする堀永乃さん

20代半ばで浜松国際交流協会の専門職コーディネータとして活動を始めた堀さんは、町づくり・人材育成をキーワードにさまざまなことを仕掛けてきました。それは、集住都市会議が始まった翌年2002年のことでした。まさに専門職コーディネータ第一号として、走り続けてきた堀さん。そんな堀さんは、「対話を楽しむ」をモットーとするアクラス研修をするに当たって、次のようなことを考えてくださったそうです。 Continue reading »