秋田県国際交流協会30周年記念式典で、「のしろ日本語学習会」表彰、「多文化共生作文コンテスト」では、俊博君優秀賞!

11月14日の日曜日、秋田市のホテルにて「秋田県国際交流協会設立30周年記念式典」が行われました。

KIMG1246表彰式では、「のしろ日本語学習会」関係としては、3つの賞を受賞することとなりました。団体、個人のダブル受賞、そして、学習会で学ぶ高校1年生の作文が「多文化共生作文コンテスト」で優秀賞を獲得したのです。

約15年前から、毎年訪問し、会を主宰する北川裕子さんやボランティアの方々、そこで学ぶ外国にルーツのある方々と触れ合ってきている私にとって、とても嬉しいお知らせとなりました。

団体表彰:「のしろ日本語学習会」

個人表彰:北川裕子(のしろ日本語学習会代表)

  多文化共生作文コンテスト(高校の部)優秀賞:工藤俊博

 

作文コンテストで優秀賞をもらった工藤俊博君は、記念式典の1週間前に行われた<秋田ユネスコ協会主催「外国人による日本語スピーチコンテスト」>にも出場し、みごと最優秀賞を受賞、タイトルは「私の望む多文化共生社会」でした。

 

中国残留孤児四世の俊博君(高校1年)、スピーチコンテストで最優秀賞!

~「私の望む多文化共生社会」~ http://www.acras.jp/?p=12324

 

「のしろ日本語学習会」では、学習者にとって励みになるようにと、さまざまなイベントに積極的に参加するよう語りかけています。そして、もう1つの大切な理由は、こんなところにあります。ちょっと北川さんの声を聞いてみましょう。

 

こうして、外国にルーツを持つ人々が、地域社会で一生懸命日本語を学んでいる姿を知ってほしいんです。彼らはみんな、一緒に地域を作っていく大切な仲間なんですから。

 

1991年「中国残留帰国家族への日本語支援の開始」が、「のしろ日本語学習会」の原点であることを考える

団体表彰

団体表彰

と、国際交流協会と同じ年に歩み始めたことになります。

(※1994年、「能代日本語学習会」設立。2001年、「のしろ日本語学習会」に名称変更)

 

最初は手探り状態で始めた学習会でしたが、常に「この人が、地域社会で幸せに生きていくには、どうしたらいいのだろう」と、一人一人に誠実に向き合いながら活動を進めてきた北川さん。今でこそ、理解者も多く、その活動は高く評価されていますが、それは、語りつくせない大変な苦労・努力の上に成り立っているのです。詳しくは、『外国にルーツを持つ女性たち 彼女たちの「こころの声」を聴こう!』をご覧ください。また、今年収録した録画もあります。

 

★『外国にルーツを持つ女性たち 彼女たちの「こころの声」を聴こう!』に込めた思い

http://www.acras.jp/?p=10655

 

★動画:北川裕子さんが語る『外国にルーツを持つ女性たち彼女たちの「こころの声」を聴こう!』

https://www.youtube.com/watch?v=dJ1_jbbyWXo

 

受賞報告2021

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国際交流協会30周年プロ_0003

 

 

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