日本と韓国の架け橋になることを夢見て~チェさんのインタビュー記事ご紹介(WASEDAウィークリー)~

私がチェ ユンジョン(崔尹禎)さんと出会ったのはもう20年近く前のことになります。イーストウエスト日本語学校で学び始めたチェさんは、異例のスピードで日本語を自分のものにして大学院に進学しました。

4年前のハングル書芸展で、チェさんとチェさんのお母様と3人で記念撮影。

4年前のハングル書芸展で、チェさんとチェさんのお母様と3人で記念撮影。

そして、大学院在学中の10年前、日本で会社を立ち上げ、韓国と日本を行ったり来たりしながら、エンターテイメント誌『AIM』の刊行、ハングル書芸などカルチャー教室の運営、アーティストのプロデュースなど、さまざまな事業に関わっています。

 

これまでもチェさんに関する記事を書いてきました。

 

◆「ハングル書芸展での素敵な出会い」(2013年4月9日)

http://www.nihongohiroba.com/?p=3010

◆「第4回『書×芸EXPO』に参加して~チェさんの熱い思い~」

(2015年10月14日)http://www.acras.jp/?p=4651

 

チェさんと一緒に(2年前の書芸展で)

チェさんと一緒に(2年前の書芸展で)

さらに、先月、早稲田大学のホームページに以下のようなインタビュー記事が載りました。ぜひ多くの方に見ていただきたいという思いから、紹介記事をアップしました。

 

「WASEDAウィークリー」

「勘違いで早稲田に留学 「多様性」の価値観に気付く プロデューサー・崔 尹禎」

https://www.waseda.jp/inst/weekly/careercompass/2017/05/17/25918/

 

ここでは、チェさんが最後に語ったメッセージをお伝えするにとどめます。詳しくはどうぞ「WASEDAウィークリー」をご覧ください。

 

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将来を見据えるために崔さんがあらためて大事にしたいこと。そして、今の学生に伝えたいことが「多様性」の価値観だ。

「私の場合、修士課程では勉強とアルバイト、博士課程では仕事と論文の両立に悩みました。でも考えてみれば、人は誰しも『多重役割(マルチ・ロール)』を抱えて生きています。仕事とプライベート。国民であり地域住民であること。私  はまだ独身ですが、いつかは娘としてだけでなく親としての役割を持つかもしれません。そのとき、『多様性』の意識があれば、複数の役割を両立させる、もしくはストレスを軽減するヒントになると思うんです。その意味でも、自分と全く考えの違う人、境遇の異なる人と出会える学生時代は大事だと思います。『世界には多様な国があって、さまざまな価値観を持つ人がいる』ことを、学校で、アルバイト先で、旅行先で感じてみてください。その中の一つに、韓国があればうれしいですね」

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チェさんのお母様の作品「序詩(尹東柱)」です。私が大好きな詩だと知って、後日チェさんが届けてくださった宝物です。アクラスに飾ってあります。皆さま、どうぞ見にいらしてください。

書芸「尹東柱の序詩」

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