OPI報告:71期「同窓会&勉強会」

ペアワークを楽しむ参加者①

ペアワークを楽しむ参加者①

9月22日の土曜日、2009年12月にOPIのワークショップを受けたテスターの方々が、「同窓会&勉強会」のため、アクラス日本語教育研究所に集合。遠くは秋田県能代市から見えました。

皆さんそれぞれのフィールドで元気に活躍していらっしゃる方ばかり。中には、しばらく日本語教育から離れ、「学習者の母語を知りたい。学習者体験をしたい」と韓国語学習に取り組み、その後日本語とは違う仕事についている人、3か月のアメリカ留学を経て地域日本語教室で活躍している人、受講の時と同じくビジネスマンのプライベートレッスンで大忙しの人……、この3年間でいろいろな変化はあったものの、皆会ったとたん、4日間一日中熱く語り合った3年前の「同志」に戻って、おしゃべりは途切れることがありません。

「皆さん、そろそろ始めましょう!」という私の掛け声で、Sさん提供のOPIのインタビューを聞き始めました。聞き終えてからは、ペアでの判定に関する話し合いをして、全員で共有しました。「なぜそう判断したのか。根拠は何か?」「理由に挙げたことは、はたして適切か」と、マニュアル片手に、ワイワイガヤガヤ話し合いが続きました。

また、「被験者に効果的な突き上げをするには、この場合、具体的にどんな質問が考えられるのか」「この部分で被験者の発話の質が悪いのは言語的挫折ではなく、質問の仕方に問題があったのだと思う。例えば△△△といった質問が考えられるのではないか」などと具体的にインタビューを細かく見ていきながら、さらに意見交換が行われました。

判定に多少のズレがありましたが、最後には全員納得。「やっぱり時々ブラッシュアップしないとねえ~~~」と反省することしきり(この「気持ち」が続くといいのですが、皆さん超多忙な方ばかりで、なかなか~~~)。

そのあとは、スパイラルに一つの話題を展開するというペアワークを行いました。中には、ただ質問を考えるのではなく、一人がテスター、一人が被験者役ということでワークを実施したペアもありました。「やっぱり実際にやってみるほうが、ずっと勉強になりますよね」という実践者の言葉には、説得力がありました。

ペアワークを楽しむ参加者②

2時間半の勉強会が終わると、近くの素敵なレストランに繰り出しました。「とりあえずビール」で始まった食事会は、すぐに話に花が咲き、時間がどんどん流れていきました。いつしか次回の「同窓会&勉強会」の話題に……。今のところ「今度はみんなで能代に出かけ、五能線に乗って白神山地に!」という案が有力です。仲間っていいですね!!

♪   ♪   ♪

OPIを受講なさった方々へ
OPIを使っていらっしゃいますか。やはり定期的な「メインテナンス」が必要です。きちんと学んだはずなのに、いつのまにか軸がぶれてしまっていたり、「思い込み」から抜け出せずにいたり……。そんな時は、仲間との勉強会が一番です。アクラスでお役に立てることがありましたら、どうぞいつでもお知らせく ださい。

これからOPIを受けようと考えていらっしゃる方へ
どうぞ何か質問がありましたら、ご連絡ください。いつでもお答えいたします。またいずれ「OPIミニミニ入門講座」を開く予定です。今年実施のOPI情報は以下の通りです。

<2012年12月6日(木)~9日(日)(於:アルク) http://www.alc.co.jp/event/12/12shi/

 

 

Comments are closed.