2015年5月23日に、ブルックス文庫の監修者である穴井宰子さんによる紹介文を載せました。
「英国で生まれた『ブルックス文庫』(日本語読み教材)のご紹介」
10月30日、穴井さんがアクラスに見え、「ブルックス文庫第二版」をプレゼントしてくださいました。その後、新たに誕生した第二版を手に取りながら、新版誕生の流れ、変更点などについてご説明いただきました。さらに、二人で「読み学習の実践」についてアレコレ意見を交換し、「学習者はどのように読んでいるのだろう」という話にまで発展していきました。
ここに、変わった点を中心に改めて『ブルックス文庫第2版』をご紹介させていただきます。
旧版との違い:
◆これまで出ていた「レベル2」の1巻、2巻は、それぞれ5冊ずつありましたが、今回の版では「5冊合本」となりました。
◆「『レベル2』では難しすぎる。もっと下のレベルの読み物がほしい」という声に応えて、「レベル1」が出来ました。
レベル1:ヤマタノオロチ 節分の鬼 不思議の国のアリス
三人の友だち 麻里ちゃんの青い壷
◆5分冊を合本としたお蔭で、価格も安く設定することができました。
イギリスで購入の場合:
1冊 20ポンド
※アマゾンでの購入が可能です。
◆これまではCEFRのスケールが付いていましたが、新たにACTFLのレベルも併記されました。
こうして「読み物が足りない。もっといろいろな物を学習者に読ませたい」という教師の思いから、新たな教材が生まれ、それが世界中に広がっていくことは素晴らしいことだと思います。皆さまも「おもしろい教材」「ユニークな教材」などがありましたら、どうぞご紹介ください。大勢の方々とシェアしていきたいと思います。
なお、「ブルックス文庫」の詳しい説明は、上述した「英国で生まれた『ブルックス文庫』(日本語読み教材)のご紹介」(http://www.acras.jp/?p=4196)をご覧ください。
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