外務省「海外における日本語の普及促進のための有識者懇談会」最終報告書

12月20日に、「海外における日本語の普及促進のための有識者懇談会」の最終回の会合(第7回)が実施され、最終報告書が採択されました。その後、報告書は外務省に提出されました。報告書には、「4.具体的施策提言」が「早急に対応すべき、ないし早期に実施可能な施策」と「中長期的施策」に分けて、記述されています。ぜひご覧ください。 http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press24_000013.html

今後はこの報告書に基づいていろいろなことが動き始めますが、「海外における日本語の普及促進」は、「国内の日本語教育の促進」と有機的な関係性をもってこそ、実現が可能になると言えます。報告書には、「なお、これらの施策を実施していく上で、関係省庁・機関はいうまでもなく、独自のノウハウを有する民間企業のCSR活動や民間ベースの日本語教育機関と連携して、限られた資源を効果的・効率的に活用するオールジャパンでの取り組みを追求していくことが重要である(p.24)」という文言がありますが、「オールジャパンでの取り組み」が行われるよう、皆で力を合わせていきたいものです。

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◆目次

1.はじめに

2.海外における日本語教育の現状

(1)海外における日本語教育への需要

(2)海外における日本語教育の実態

(3)海外における日本語を取り巻く環境

3.取り組むべき課題と方向性

(1)日本語教育の需要面での課題

(2)日本語教育の供給面での課題

4.具体的施策提言

(1)日本語学習への需要喚起のための施策

(2)日本語教育を供給面から充実させるための施策

(3)重要供給両面の共通課題としての日本語教育におけるIT化の推進

5.参考資料

各会合のポイント

各会合での基調報告事項と報告者

各会合の概要

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参考:2013.7.31

「海外における日本語の普及促進に関する有識者懇談会」議論の総括と政策提言』を外務大臣に提出!http://www.acras.jp/?p=1775

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