緊急!!セブ島便り「フィリピンの台風被害に支援を!」

毎日、フィリピンの30号台風被害の状況が報道されています。世界各国から支援の手が差し伸べられています。しかし、あの甚大な被害を考えると、復興までにはかなりの時間がかかります。皆さんもきっと「どのように支援をしたらいいのだろう?」とお考えのことと思います。

赤十字などへの寄付という方法もありますが、実は、もっと小回りがきき、人々とともに動いている機関への支援がより重要だと思います。それは、災害の支援は、一刻を争うこと、人々に寄り添ったきめ細かな配慮が求められるからなのです。

そこで、セブ島で国際交流基金派遣の専門家として、フィリピンの方々と一緒になって尽力なさっている松井さんにお尋ねしてみました。以下、3つの機関(①②③)を紹介していただきましたので、どうぞ皆さまもご支援をお願い致します。また、松井さんのフェイスブックで次々報告がなされていますので、ぜひご覧ください。 takahiro.matsui.50@facebook.com また、では、松井さんのフェイスブックを紹介させていただきました。

①  ICAN 認定NPO法人アジア日本相互交流センターhttp://www.ican.or.jp/j/feature/disasters2013.html

【ホームページより抜粋】

◆アイキャンの特徴
アイキャンの特徴は、「人々の中に入り込んで」、そこに住む人々と「ともに」危機的な状況にある子どもたちの生活を向上するプロジェクトを行うことにあります。そのこだわりの背景には、NGOの使命は、プロジェクトを実施するだけではなく、そこで出会った路上の子どもたち、紛争地の子どもたち、ごみ処分場の子どもたち等の危機的状況にある子どもたちの悲しみや夢、そしてそれを取り巻く現実を、広く社会に伝えていく必要があると考えるためです。社会に、子どもたちの「こえ」が届くことで、子どもたちを取り巻く環境が変わり、子どもたち自身の生活が改善されると信じています。

◆設立の背景
アイキャンはフィリピンを訪れた会社員が子どもたちの置かれた現状を前にして、「何かできることがあるはず」と思い、友人と集めた5万円で1994年に設立されました。アイキャンという名称には「一人ひとりのできること」を持ち寄って活動を進めるという意味が込められています。

 

②  セブンスピリット

台風30号被災地支援プロジェクト「P[L/R]AY FOR PHILIPPINES」https://www.facebook.com/?ref=hp#!/nposevenspirit

[ホームページより抜粋]
音楽・スポーツ教育を通してフィリピン・セブ島の子ども達のライフスキルを育むNPO法人セブンスピリットでは、台風30号で被害を受けたセブ島北部の街メデリアンの復興支援プロジェクト「P[L/R]AY FOR PHILIPPINES」を開始いたします。

音楽、スポーツ教育活動を中心とする私たちセブンスピリット。音楽やスポーツに関心のある方々が、アジアや世界の子ども達に目を向けて欲しいという願いを、セブンスピリットの設立当初から私たちは抱き続けています。

「PRAY-祈り」と、「PLAY-演奏、スポーツ」を掛け合わせることで、支援者と被災者双方にとって前向きな気持ちで復興に向かっていきたいという想いで、P[L/R]AY FOR PHILIPPINESと名づけました。また、L/RはLeft・Rightの頭文字でもあります。両手をあわせて祈り、仲間たちと手と手をつなぎあわせて、大きな輪を作りたい。そんな願いも込めました。

③ ガールズ・ビーアンビシャスhttp://www.girls-be-ambitious.com/typhoon-yolanda.html

[ホームページより抜粋]

GBAの由来: Girls,be Ambitiousは、約150年前に北海道大学のクラーク博士が生徒達に夢を持つ大切さ、目標を目指す素晴らしさを伝えた“Boys,be ambitious(少年よ、大志を抱け)”に由来しています。

私達は、フィリピンで特に社会的に弱い立場にいる人々の雇用機会を増やし、彼らが夢を持って生活出来る事を目指し、Girls,be Ambitiousと社名をつけました。

Girls, be Ambitiousでは、特に被害のひどかったレイテ島とバンタヤン島の
緊急支援を行っているフィリピンNGOの支援をする為、募金を募ります。

募金金額はいくらでも構いません。
皆様の善意をフィリピンの皆様に分けてください。
皆さんからお預かりした募金は全て、弊社が責任を持って現地の
緊急支援を行っている団体に寄付致します。
募金の金額や寄付先団体の被災者支援活動については、当ページ、Facebook等で
ご報告させて頂きます。

 

 ④  レイテの避難民をセブ島でホームステイを!<松井さんのフェイスブックより(111.14)>

夕方フィリピン大学セブ校に行ってきました。支援物資の梱包と発送も数日前よりもさらに大規模に行われています。

今日はこの大学のロハス先生(元文部科学省留学生,2001年から2004年まで福島県会津大学に留学)に会うための訪問です。この面談はドリーンさんという現地の日本語教師の方がセッティングしてくれました(ドリーンさんのいとこの男性は今,グアムで働いていますが,サマール在住の彼の家族は一家全滅してしまいました。また,フィリピン大学タクロバン校も高潮によって完全に消滅しまったそ…うです)。

ロハス先生とドリーンさんはセブ市内のカトリック教会とバランガイ(町内会)のサポートで現在,避難民のホームステイを受け入れてくれる家庭のリスト作成を行っています。ロハス先生は,今夜フェリーでレイテに入り,カリガラという町で野外生活を送る人たちの調査を行う予定です。できれば,第1陣として数家族と一緒にセブに戻りたいとのことです。

そこで,ホームステイの受け入れはできても食費までは面倒見きれないという家庭のための寄付の呼び掛けの依頼がありました。できるだけ多くの日本の人の支援がほしいということです。

バランガイを回ってホームステイ先を募るということは,本当に庶民的な下町を汗だくで1件1件歩いて訪問するということです。この暑い中,本当に大変だと思います。おそらくそれほど広くない家に住んでいても家を失った人たちのために快く自宅を開放してくれるセブの人たちに感動。

そして,「社会正義のために戦う大学」フィリピン大学(伝統的に学生運動が激しいことで有名)の教師と学生も本当に素晴らしいです。

避難民の第一陣が到着してから,徐々に日本のみなさんにも支援をお願いしていくことになるかと思います。何かとか工夫して,現地と日本のみなさんとでよい枠組みを作っていければと思っています。

ひきつづき,ぜひぜひあたたかい目で見守っていてください。

Comments are closed.