アルクより「今後はACTFL-OPIのワークショップは実施しない」という連絡が入りました。これは、ACTFL事務局との話し合いを重ね、到達した結論とのことです。
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1990年に日本においてアルク主催の第1回ワークショップが実施されて以来、2019年12月まで109回行われ、大勢のテスターが誕生し、各分野で活躍をなさっています。各地でさまざまなネットワークも出来、さらに新しいテスターが生まれることを期待していただけに、今回のお知らせは残念でなりません。
しかし、まずは、アルクの30年にわたるOPI普及へのご尽力に感謝したいと思います。アルクの積極的な日本でのワークショップ展開によって、OPIは広く、深く日本語教育の中に根を張っていくことができました。
また、2019年4月にはシンポジウム「日本語OPIが切り拓く新たな日本の社会』(OPIワークショップ日本開催30周年)が開催され、大勢のテスター、OPIに関心を寄せる方々が一堂に会し、活発な議論が展開されました。こうした動きの要として活動してくださったアルクがあればこその「日本におけるOPIの30年の歴史」でした。
今後は、OPIワークショップの開催に関しては、ACTFLのサイトよりお知らせを見ていただくことになりますが、現段階では、次のワークショップのお知らせは出ていません(2021.3. 29現在)。ご関心がおありの方は、今後もACTFLのサイトをチェックしてください。
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2019年に実施された「シンポジウム:日本語OPIが切り拓く新たな日本の社会」(OPIワークショップ日本開催30周年)」のポスターです。あれから2年となった今、アルクによるOPIワークショップが中止になるとは、思ってもいませんでした。
また、2001年に出版された『ACTFL-OPI入門』が絶版になったのを受け、2020年2月には『OPIによる会話能力の評価~テスティング、教育、研究に生かす~』が出されました。これからもOPIをテスティングに、教育、研究に活用していきたいと思います。