会員からのお便り「第2回インドネシア日本語教育学会による国際セミナー」(ダヒディさんより)

アクラス会員のAhmad Dahidiさん(インドネシア教育大学)から「第2回インドネシア日本語教育学会による国際セミナーについて」という記事が届きました。皆さま、どうぞご覧ください。

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「第2回インドネシア日本語教育学会による国際セミナーについて」

By Ahmad Dahidi (インドネシア教育大学)

       

1今日、2020 年 10 月24日(土)、第 2 回インドネシア日本語教育学会による国際セミナーがオンラインで開催されました。このセミナーは、インドネシア日本語教育学会と国際交流基金ジャカルタ支部の助成を受けました。

本国際セミナーのテーマは「未来への挑戦ソサエティー5.0 における日本語教育
The Future of Challenge Japanese Education in Society 5.0」 です。前半は「基調講演」、後半は「分科会」と2部構成でした。今回その基調講演としまして、東京外国語大学のFurihata Masashi 氏, インドネシア教育大学の Dedi Sutedi 氏, ハンクラテッシュの Razaul Karim Faquire 氏、 及び日本の Tahara Yuka 氏の 先生方の基調講演を行いました。その他、 60 名の発表者と参加者 40 名が応援しており、本セミナーに参加しました。基調講演に Furihata Masashi氏の「インドネシア語とスンダ語の情報構造について」、Dedi Sutedi氏のProspek Pendidikan Bahasa Jepang di Indonesia pada Era 2Society 5.0(ソサイエティ 5.0 におけるインドネシアの日本語教育の事情・展望}、ABM Razaul Karim Faquire氏の「グローバリゼーションとリングワ・フランカとしての日本語の位置づけ」、及び Tahara Yuka氏の「台湾における日本語教育事情」という順となっています。

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開会式では『インドネシアラヤ』国歌流されて、Tatang Hariri氏のお祈りに続き、実行委員会会長のUrip Zaenal Fanani氏より歓迎のお言葉があり、ASPBJI 会長の挨拶Djodjok Soepardjo氏、国際交流基金 ジャカルタ総長の挨拶Takahashi Yuichi氏の挨拶が続きました。写真撮影や基調講演者の紹介が終わってから、基調講演及び質疑応答に入りました。その後、10ルームに分かれ分科会が行われました。各ルームの表者数は平均5-6名となっています。午後、1時ごろ、セミナーの参加者及び発表者はメインルームへ移動し、閉会式に参加しました。基調講演の時間は約30分ずつで、分科会は1時間半で、一人当たり15分ずつ話した後、モデレーターが加わり、パネルディスカッ ションをしました。

セミナーの参加者及び発表者はアイルランガ大学、スラバヤ国立大学、筑波大学、ストモ大学、ジャカルタ国立大学、ブラウィジャヤ大学、インドネシア教育大学、ウダヤナ大学、スマラン国立大学、ハムカ大学、ビヌス大学、トリア観光大学、パジャジャラン大学、ジア外国語大学、ガネシャ教育大学、ウハムカ大学、九州大学、ハサヌディン大学、インドネシア大学、マナド国立大学、サムラテュラギ大学、アンダラス大学、スディルマン大学、ナシオナル大学、パクアン大学、ジョグジャカルタ工科大学です。その他、いくつかのジャワにある高等学校の日本語の先生もいました。3

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今回のセミナーの発表者のPPTや要旨は殆ど英語と日本語で、また、当然、発表も英語か日本語で行うべきであることは、前もってお知らせがありました。

私自身は「INSTAGRAM による学生の  ライティング・スキルの開発」と言うタイトルで準備しました。しかし、残念ながら、分科会ではインドネシア語で発表してしまいました。日本語で発表するのはいいことだと思いますし、自分のためにも日本語で発言する練習にもなりました。

今回のセミナーの要旨や私が参加した分科会では、オンラインによる授業の流れを中心にした発表が中心で、授業の評価についてはあまり触れていないようでした。それで、次回のセミナーでは「オンラインによる授業の評価(について)」をテーマにしてはどうかなと思っている次第です。来年のセミナーはウダヤナ大学で開催される予定が決まっているようです。

※写真は頂いたものを、そのまま載せてあります。

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