寺子屋だより「特別版:アクラスZOOM寺子屋<日韓すくすく子ども教室第1回>(2020.8.18実施)

8月18日(火)は、待ちに待った「日韓すくすく子ども教室」の日でした。みんなZOOMの前で、今か今かと待ち望んでいたイベントでした。私が「特別版:アクラスZOOM寺子屋」として、このイベントを思いついたのは、ソウルにお住まいになる阿部さんからの次のようなメッセージがきっかけでした。

 

  先生、よかったら、子供たち(小2&小5)が作った動画を見て下さい。送りますね。

実は、あまりにも一生懸命やってくれて、完成した時は、涙してしまった私でした。

これで完成ということにして字幕もつけました。公演でもしようか?などと言ってます。

 

    参考:阿部さんが寄稿してくださった記事

        ソウルの日本語教室での活動

~日本語・日本の文化を楽しみながら学ぶことの大切さ

           http://www.acras.jp/?p=10057

 

みんなで持って来た「好きなもの」を見せ合っています。

みんなで持って来た「好きなもの」を見せ合っています。

「ZOOMで日本の子ども達と韓国の子ども達が交流できたら、どんなにか楽しいだろう。そうだ! ZOOM寺子屋だ!」と、思いつきました。その翌日、沼津日本語学院に日本語教師養成講座のため出かけた私は、沼日の先生方にお話をしてみたのです。すると、小学2年生のお嬢さんのお母さまである森田さんが、「うちの娘に聞いてみます」と即座に言ってくださいました。

 

森田さんが家に帰ってお嬢さんのかほちゃんに話をすると大乗り気。早速「何をしようか」と、いろいろ考えていき、「これは絶対にやろう」と決めてくれました。そして、翌々日、学校に行って仲良しグループに話をすると、「じゃあ、創作紙芝居をしよう。そこに韓国語の字幕をつけよう」と、とんとん拍子に話は進み、数日後には物語が送られてきました。

その紙芝居は、自分達でストーリーを考え、絵を描き、みんなで色を塗っていった、まさに「5人の仲間でゼロから作り上げていったもの」でした。

※5人の仲間達=ゆいかちゃん、じゅんちゃん、りみちゃん、めいちゃん、かほちゃん

紙芝居を作って、練習しているところです(当日は、別々の部屋で参加していました)。

小学校に集まって、創作紙芝居を練習しているところです(当日は、別々の教室からの参加のため、動画配信となりました)。

 

韓国側はというと、上述したペープサートの「はらぺこあおむし」公演に向けて、さらなる練習に精を出していました。

※ペープサート=紙人形劇(paper puppet theater)

 

 

こうして迎えた当日、ZOOMによる「日韓すくすく子ども教室」は、ペープサート公演、創作芝居「ふしぎなせかい」、ZOOM折り紙教室、韓国語ワンポイントレッスン、質問コーナーと、盛沢山のプログラムとなりました。参加者は、韓国側は、阿部さんの日本語教室に通っている「セウンちゃん(小5)&カウンちゃん(小2)」とお母さまです。日本側は、

小学2年生5人、そして、小学5年生と1年生のお子さん7人に、そのご父兄でした。一つのご家族はご自宅からでしたが、他の4家族は、皆さん沼津日本語学院に集まって、いくつもの教室を借りての参加となりました。

こんな小さいうちから、お互いの言葉や文化に関心を持ち、お互いを認め合い、交流をすることはとても素晴らしいことだと思います。かほちゃんが「グーグル翻訳で、日本語をハングルに訳して、書くのがおもしろい!」と言っていたのが、とても印象的でした。

お母さまとお父さまも、子ども達とは別の教室で・・・

お母さまとお父さまも、子ども達とは別の教室で・・・

 

折り紙教室では、事前に「何を折りたい?」と日本の子ども達に聞いたところ、「チマチョゴリ」という答えが返ってきました。当日は、オンラインでの折り紙教室に真剣に参加し、すてきな作品を作っていました。さらに、それぞれが自宅に帰って、また折り続けていたのだそうです。

 

では、子どもさん達の「お手紙」、関わった先生方やご父兄の方々の「感想」をご紹介したいと思います。第1回は、私の音頭取りでスタートしましたが、次回からは、子どもさん達が中心になって、主体的に進めていってくれることを願っています。

既に、次回やりたいことについて、子どもさんたちはもちろんお母さま方からもどんどん出ています。今回蒔いた種が芽を出し、大輪の花を咲かせてくれることを願うばかりです。

コロナ禍で、さまざまな活動、交流が自粛となり、輪が狭められていきましたが、ZOOMによって可能性が大きく広がっているとも言えます。そこで大切なのが、多様な「つながり」と、アイディアと「お互いの思い」ではないでしょうか。なんだか「新しい世界」にわくわく

実施したのは、沼津日本語学院。先生方も皆さんいろいろ協力してくださいました。これからも地域の方々が、気軽に来て下さる日本語学校にして行きたいと思っています。

実施したのは、沼津日本語学院。先生方も皆さんいろいろ協力してくださいました。これからも地域の方々が、気軽に来て下さる日本語学校にしていきたいと思っています。

してきます。さ~~て、次は何を始めましょうか。

※お写真、感想やお手紙は、すべてご本人の許可をいただいてあります。

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子ども達のお手紙:

日本のお友達へ「セウンちゃん」(日本語&韓国語)

日本のお友達へ「日本のお友達へ「カウンちゃん」(日本語&韓国語)

「じゅんちゃん」「ゆいかちゃん」

「こうせい君」より

「りみちゃん」「めいちゃん」「かほちゃん」

ご父兄&先生方の感想

「セウンちゃんとカウンちゃんのお母さま」の感想文(日本語&韓国語)

ご父兄や先生方には13年前に出した『キムチと味噌汁』をプレゼントしました。

ご父兄や先生方には13年前に出した『キムチと味噌汁』をプレゼントしました。


日本の子ども達の「ママとパパ」の感想

ソウルの阿部由美子さんの感想

森田知美さん(沼津日本語学院)の感想

森節子さん(イーストウエスト日本語学校)からのお手紙

 

 

写真①

 

 

 

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