「OPIミニミニ入門講座その②」のご報告(8.8実施)

 

OPI理論の説明

OPI理論の説明

先週水曜日、「OPIミニミニ入門講座その2」を実施しました。実は、この研修は、3月にドイツのヘレンベルグで実施した3日間の教師研修の続編という位置づけでした。というのは、ドイツでの講義(8コマ)の中で、1コマだけ「OPIで授業力アップ」を図る」というタイトルでお話をしました。そこで、多くの方々が、インタビューを聞く中で、OPIの持つ力を知り、「もっと知りたい! そして、そのコンセプトを授業に生かしたい」と思われ、今回の研修会実施に繋がりました。

今回は、受講を希望なさった方で、「全くOPIについて学んだことはない」という方は、「それでは次回に・・・」とお断りすることにしました。それは、今回は「質問力」「話題のスパイラル展開」といったことは既習のこととして、より突っ込んだ判定、インタビューを仕方などについて話し合いをしたいと考えたからなのです。

結局、ドイツから一時帰国中の6名の先生方と、日本語学校で仕事をしている方4名、ボランティアで年少者日本語教育に関わっている方1名という構成での研修となりました。暑~~い真夏の昼間、3時間があっという間に過ぎ去った「熱~~い研修」でした。

「また来年の夏も、里帰りに合わせて、こんな研修をしてくださいませんか。次は是非『できる日本語』の説明会をお願いします」と、早くも来年の希望も出されました。こうして1年に1回実施の「七夕研修」をお約束して、お別れしました。教師研修が「その時、その場」で終わるのではなく、こうしていろいろな形で繋がっていくのは、本当に嬉しいことだと改めて思いました。

ペアでレベル判定についての話し合い

ペアでレベル判定についての話し合い

参加者のコメントをご紹介したいと思います。

■仲間と学ぶことの意義を知る

先生は「気づきが大切」と、私たちに何度もおっしゃって下さいましたが、自分一人では気づけないことも、このようなセミナーに参加したり、他の方とお話ししたりすることによって気づけることが多いと思います。

 

■OPIを通して言語教育観を知る

3月の講演を拝聴して少しだけ頭に入り、是非自分の授業でも活かしたいと思っていながら、十分には理解しておらず、実践できずにいました。ですので、今回のワークショップは自分にとってとても勉強になりました。また、先生の日本語教育に対する基本理念にも触れさせていただき、細かい授業法、理論の勉強とは違う、根本的な姿勢を学ぶ事ができました。

 

ドイツからの6人組~お土産のドイツワインと一緒に

ドイツからの6人組~お土産のドイツワインと一緒に

■質問力の大切さを知る

以前もインタビューを聞いて思ったのですが、やはり学習者が話す、話さないは、教師の質問の仕方、授業の雰囲気づくりなどが大きく作用するんだということを、もう一度実感しました。自分自身の授業も、もっと振り返る必要があると痛感しました。

集合写真

集合写真

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