授業見学のお誘いです~夜間中学の現状を知り、存在意義を考えませんか~

「子どもML」に、夜間中学講師の澤井留里さんから、以下のような見学お誘いメールが届きました。

   ※「転載歓迎」とのことですので、アクラスHPでもお知らせしたいと考えました。

「一度見学に伺いたい」と思いながら、なかなか日程調整出来ずにいましたが、次の言葉に「今回は、何としてでも!」と思いました。

     大分市民の方に知られるようになってきました。本当にありがたく思います。

 しかしながら、実際に夜間中学を訪れてその様子を見聞きしたことがある

 方はどのくらいいらっしゃるでしょうか・・・?

  ♪   ♪   ♪

この間、夜間中学をめぐって非常に大きな動きが矢継ぎ早に起こっていて、皆さんにどこからお知らせしたらいいかと悩むほどです。

一例として、すでに一度お知らせもしましたが、いわゆる「形式卒業」の方について文科省が通知を出して、この秋から、受け入れることが可能になったことがあげられます。不登校・登校拒否などでほとんど学校に通学できなくても卒業だけはしてしまった人は、学び直しを強く希望しても、これまでは夜間中学に入学することができませんでした。

私はこれまで何度も涙をのんで夜間中学の入学をお断りした経験をしてきましたので、まさに歴史的な転換、と言える出来事でした。(その他にもいろいろあり、これから少しずつお伝えしていきたいと思います)

そうした影響か、最近「夜間中学」という言葉に、エッ何それ?と聞き返したりする方が少なくなったように思います。大分市民の方に知られるようになってきました。本当にありがたく思います。

しかしながら、実際に夜間中学を訪れてその様子を見聞きしたことがある方はどのくらいいらっしゃるでしょうか・・・?

百聞は一見に如かず、というのは夜間中学のためにある言葉ではないかと思う程、夜間中学はいくら言葉で説明してもご理解いただくことはとても難しい。

そのかわり一度見て頂けば、本当によく分かって頂けます。(国会議員さんたちもそうでした!実際見学していただいた後、夜間中学は全国に必要だ、という議員さんの声は確実に高まりました。)

この度、私が現在講師として勤務している墨田区立文花中学校夜間学級(夜間中学)を見学していただく機会が二度、ありますので、ご案内いたします。

まだ見学されたことのない方、二度目三度目の方も、ぜひぜひおいで下さい。

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 文花中学校夜間学級学級公開

  9月29日(火)18:50〜21:30

  2校時からの授業をご覧いただけます。申し込みの必要はありません。

  授業は21;05までで、その後、体育館で運動部(若い世代が多いですが希望者が楽しく

  運動に汗を流しています)の活動もご覧いただけます。

  9月に入学したての日本語学級の生徒さんたちは、まだ日本語の勉強も始まったばかり。

  それでも音楽の授業では校歌の練習を、口伝えで始めています。この日も音楽の3回目の

  授業があります。

  たのしそうですよ!(澤井は音楽の講師です・・・)

 

 東京都夜間学級(夜間中学校)入学説明会 主催:東京都夜間中学校研究会

  10月17日(土)

  於 墨田区立文花中学校

  16:30〜17:30 全体会

(夜間中学の説明、生徒のお話、文花中夜間太鼓部の演奏、質疑など)

  17:35〜18:15 授業見学

(授業見学に並行して、入学の個別相談もあります)

  都内八校の夜間中学の紹介、文花中の学校生活の様子をパワーポイント、スライドなどで

  行います。こちらも申し込みの必要はありません。

      ◆    ◇    ◆

文花中学校アクセス  墨田区文花1-22-7 電話03-3617-1562

  (お問合せ先 副校長 片庭正裕)

 半蔵門線・浅草線 押上駅から徒歩13分

 東武亀戸線 小村井駅から徒歩10分

    東武スカイツリーライン 曳舟駅から徒歩15分

 http://www.sumida.ed.jp/bunkachuyakan/shokai/index.html

 

2 Responses

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  1. 私は、現在ネパール カトマンドゥに住んでおります日本語教師です。来年5月までは、こちらでの仕事のため、帰国は致しませんが、5月には完全帰国とする予定です。私は帰国後、家族と共に日本へ渡った子供達の援助をしたいと考えています。こちらでの様子を見、考えると日本での日本語教師(ライセンスを持った)の必要のほうが高いと判断したからです。少しはネパール語もできますので、できればネパール人の子弟をと。でも、初等教育の資格もございませんし、私は地方の公立短大出身ですから、ボランティアでするしかないと思っています。帰国後は、古巣の塾で仕事をしながらということです。ですから、9月10月には、見学には行くことができませんが、帰国後どうしても見学させていただきたく思います。

    1. 横瀬さん

      帰国なさったら、ご連絡ください。
      関係していらっしゃる方をご紹介いたします。

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