アルク・凡人社主催「日本語教師塾」のお知らせ

7月21日(土)に、今年度第二弾『日本語教師塾」が開催されます。今回は、3本仕立ての豪華な研修です。(申し込み方法は、最後に記載されています)

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  • 昨年度6回連続講座「今さら聞けない…,日本語教師育成プロジェクト」が、「日本語教師塾」として今年度も開催することになりました。一方的な講義ではなく、参加者と講師、参加者どうしが意見を交わしながらの参加型講座です。日時:2012年7月21日(土)10:30~17:15(受付開始10:00)
    場所:アルク イベントホール(東京都杉並区永福町)
    定員:100名
    参加費:5,000円(税込)10:30-12:00 基調講演 「評価とプロフィシェンシー:ACTFL読技能の基準をめぐって」
    牧野成一先生(プリンストン大学教授)

    アメリカ外国語教育協会 (通称ACTFL)は外国語能力のアセスメントの為に1999年から使ってきた4技能に関するプロフィシェンシー・ガイドラインの改訂版を去年の11月に公表した。日本ではOPIが1989年に導入されて以来4技能のうち話すプロフィシェンシー基準はOPI(= Oral Proficiency Interview)との関係で知られてきたが、読むプロフィシェンシー基準 (Reading Proficiency Guidelines = RPGと略す) は全くと言っていいほど知られていない。そこで、RPGについて次の点を吟味してみたい。(1)骨組みは何か、(2)どのような習得の経路を示しているのか。(3)どのような読み教育を志向しているのか。(4)OPIのアセスメント法に対してRPCに基づくアセスメントはどのような読みテストによって可能になるのか、などについて考えてみたい。

    12:00-13:00 休憩

    13:00-15:00 ワークショップ① 「自己点検で教室改善!PDCAで見直そう」
    川端一博先生(公益財団法人 日本国際教育支援協会 事業部日本語教育普及課 作題主幹)

    地域の日本語教室では、さまざまな条件の中で,精一杯の取り組みがなされている。だが、これらの取組みを支える環境は、多くの場合必ずしも十分とは言えず、教室を運営する行政・団体・学習支援者等はその中での最善を模索している。本ワークショップでは、地域の日本語教室に関わる人々が、自らの状況を把握しながら、主体的に教室の改善や学習支援者自身の能力向上を図るための手段として、Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)のサイクルを用いた自己点検について考えたい。

    15:00-15:15 休憩

    15:15-17:15 ワークショップ② 「読解力の測定法再考」
    伊東祐郎先生(東京外国語大学 留学生日本語教育センター センター長)

    日常生活で読むものは、新聞、手紙、小説やレポート、論文など多種多様である。読解力といっても何を読むかによって求められる力も異なってくる。また、文章は書き手の表現意図によって多様な文体や表現がある。事実を書き綴った事実文。あるテーマについての解説文。また、主張や反論など書き手の意見を述べた意見文。一方で、書き手の意思とは関係しない、説明文など実に様々である。読解力には、文の種類などを見分け、読み方を変えられる柔軟な能力も含まれる。本ワークショップでは、読解力を分析した上で読解力テストの作り方について理解を深めたい。

    主催:アルク・凡人社
    お問い合わせ・申し込み先(担当:凡人社坂井)
    E-mail:ksakai@bonjinsha.co.jp
    TEL:03-3263-3959 FAX:03-3263-3116
    ※ご参加申し込みの際はタイトルに「日本語教師塾Vol.2」と入れて、本文にご氏名・ご所属・ご連絡先をご記入ください。

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