11月3日から23日まで、「とおりゃんせあらい」が開催されました。イーストウエスト日本語学校の学生さん達は、「11月9日:中日イベント」と「11月23日:千秋楽イベント」に参加し、楽しいひと時を過ごしました。
これは、中野のタウン誌『おこのみっくすマガジン』が、新井地区商店街活性化をめざして、新井薬師の方々と一緒に作り上げたイベントでした。この『おこのみっくすマガジン』には、イーストウエスト日本語学校の学生さん達も何度か登場したことがあり、彼らにとってはなじみのあるマガジンです。http://www.oconomix.com/?p=15405
昨今、「地域社会と日本語学校との連携の重要性」が叫ばれていますが、その一つの事例としてご紹介したいと思います。さまざまな地域で、地元に根差した日本語学校の存在が大きくなることで、また一歩前進できるのではないでしょうか。
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新聞奨学生をしながら日本語の勉強を続けているベトナム出身のフォンさんは、毎日忙しい日々を送っていますが、できるだけ日本人と触れ合える機会を大切にしたいと、今回9日と23日の2つのイベントに参加しました。フォンさんの許可を得て、感想と作品をご紹介します。
<教師によるインタビュー>
■どうして参加しましたか?
たくさんの人に出会って日本語で話せるチャンスだ、おもしろうそうだと思って参加しました。いつもイベントに参加したいと思っているけど、今回は時間が合って参加できました。よかったです。
■参加してみてどうでしたか?
9日のイベント
楽しかった。みんなでいっしょに働いたことがおもしろかった。日本人とクラスメイトと、あと日本人の高校生もいっしょに店で野菜を売りました。商店で野菜を売りながら、みんなで日本語でいっしょに話すことは楽しかった。住んでいるところのことや、野菜(福島でとれた野菜を売りながら)のことを話した。
23日のイベント
バンドの人といっしょに道を歩いた。旗を振りながらイベントの宣伝をしました。バンドの人といっしょに、バンドの音楽の音に合わせて旗を振って歩いたことが楽しかった。
<漢字の授業で>
ちょうど「千秋楽」の翌週の漢字授業は、『漢字たまご 初中級』第10課「遊びに行って」でした。【やってみよう】Ⅳのタスクは「旅行の写真にキャプションをつけて、ブログに載せます。旅行の感想を書きましょう」なので、フォンさんは『おこのみっくす』のスタッフから頂いた写真を使って、楽しそうに書いていました。
フォンさんの作品 →
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『おこのみっくす』スタッフの瀬戸さんからのコメントもご紹介したいと思います。
「このイベントは、異文化交流を主軸に進めていたので、イーストウエストの留学生のみなさんにもご協力いただき、ボランティアのお手伝いや車座トークにも参加していただきました。
11/9には、イーストウエストの先生が朝から夕方までお付き合いくださいました。今回、街角パレードやいわき物産販売担当だったので、いろいろな場面で留学生のみなさんが、中野の子どもたちやお年寄り、いわきの高校生(3人お手伝いにきてくれました)と野菜を並べたり、値段付けに工夫を凝らしたり。お別れの時も名残惜しそうで…いい出会いがたくさんありました。」
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