「のしろ日本語学習会」の北川裕子さんが、7月19日(土)に「OPI-71期勉強会」のためにアクラスに見えました。
お土産にお持ちくださったのは美味しい能代のお菓子、さらに『広島・平和と日本文化の研修旅行報告書』というすてきなお土産が一人ひとりにありました。
この研修旅行は、北川さんが教室に通う中学生達に平和について考えてほしい、もっと日本のことを知ってほしい、もっと自分が生まれ育った国のことを考えてほしいと、計画を練ったものでした。
参加したのは、能代市二ツ井中学校の佐藤由宇さん、能代市能代第一中学校に通うバティ・タエバさんと沼口直美さんの3人です。皆さんの感想文を載せたいところですが、ここでは「沼口直美さん」の記事を載せさせて頂きます。旅全体について、そして佐藤さんとタエバさんの感想文に関しては、どうぞ報告書をご覧ください。まだ少しだけ残部があるそうですので、関心がおありの方は、「のしろ日本語学習会」の北川さん、または嶋田までお問い合わせください。(直美さんに関しては、以下の記事も併せてご覧ください。
→「馬鹿って言うのは、最低だよ」http://www.nihongohiroba.com/?p=2035)
この旅行を現地でサポートしてくださったのは、広島の地域日本語教室で活躍する二口とみゑさん、そして、能代の3人の中学生は、呉市の日本語教室の学習者との交流を楽しんだり……と、地域を超えた「協働」によるすてきな研修旅行となりました。
沼口直美さんの感想文 → 記録集より「沼口直美さん」の感想文
報告書にある北川さんのメッセージを少しご紹介したいと思います。
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「広島平和旅行への歩み」 のしろ日本語学習会 代表 北川裕子
・日本語教室の設立 ・子どもへの学習支援 ・平和を考える
・広島平和旅行
日本人が平和を大切にするのはなぜか、世界で唯一の被爆国である日本は被爆で何を学んだのか、異文化の子供達だからこそ知ってもらいたいと思いました。過去の歴史に疑問を持つ日本人が増えてきた時代だからこそ、伝えて行かなければならないと思いました。
秋田と広島は遠すぎます。旅費等のこともあり簡単には実現できませんでした。一般社団法人・秋田県教育関係職員互助会の助成金の募集を知ったとき、言葉の学びが生きる力になることを理解させる活動と真の平和を考えられる次世代の育成が、「のしろ日本語学習会」の設立理由であり悲願でもありましたから、申請したいと思いました。決定通知をいただいたときどれほど嬉しかったか、日本語教室で次世代育成を考えている所は全国的にも少ない中で、それを理解して下さったことを心から感謝申し上げたいと思います。
広島平和旅行は、大人が思っていた以上の成果を見せてくれました。広島在住の二口様のご厚意と案内で、たくさんの人たちと出会うこともできました。子供達の人生の中で大切な大切な想い出として、そして真の平和を考えられる人間としての第一歩になったと思います。(続く)
「のしろ日本語学習会」http://njsl016.web.fc2.com/index.html
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