凡人社説明会「ことばの覚え方、整理の仕方をみんなで考えよう! 」のご報告

 

説明をする落合さん

説明をする落合さん

4月20日(土)、凡人社で著者2名(落合知春・永田晶子)による「ことばの覚え方、整理の仕方をみんなで考えよう! ―『できる日本語 わたしのことばノート』―」の説明会を実施しました。

小雨降る中、定員オーバーのご参加に、関係者一同感動。本冊の説明会でお会いした方や、アクラス研修に来てくださった方など、知り合いもたくさん。始まる前からワイワイガヤガヤ、楽しい会話の輪が広がっていきました。

時間になると、著者の落合さんと永田さんが掛けあいで説明をし始めました。まずは、「どんなコンセプトで作られた教材か」についての説明、そして、<初級><初中級>を配布して、中身の説明に入りました。

説明をする永田さん

説明をする永田さん

教材の説明は以下の記事をご覧ください。そして、できれば一度実物を手に取ってご覧いただければ、幸いです。

「『できる日本語 わたしのことばノート 初級』、刊行! http://nihongohiroba.com/?p=2322

「『できる日本語 わたしのことばノート 初中級』が出ました!http://www.acras.jp/?p=1011

当日、皆さまから出たご意見をいくつかご紹介したいと思います。

■ビジネスパーソンに教えているが、『ことばノート』は、語彙を増やすことはもちろんだが、話すこと、とくに雑談力をつけるのに良い。例えば初中級の「温泉(6課、p.24)」のところは、初級3課をやっている学習者でも、単独にこのページを使っている。それは、学習者が「私は温泉に行く」というので、このシートを使って、語彙を増やしたり、会話をしたり……。「コンビニ(初級pp.72-73)」など、いろいろ生活の中で使えるものが多い。

参加者の方々

参加者の方々

■「ことばノート」を、授業を始める前のアイスブレイクとして使ったりしている。

トビラ1ページを使って、話し合いをしたり、質問をしたり……。例えば、初中級13課のトビラ(p.53)は、括弧の中の言葉を「なく/わらう/さわぐ/がんばる」の4つの箱に分けるのだが、「卒業式」は、「泣く」。でも、「けんか」でも「泣く」と誰かが言うと、「けんかで泣く? じゃあ、いつも負けるの?」という質問が飛んでくる。また、誰かが「卒業式で泣く」と言うと、他の人は「違う。私は卒業式で笑う」と。こうして会話が弾む。

※『ことばノート』では、フォーカスしたい言葉は、ひらがなで書いてあります。

■前に買って持っていたが、ちゃんと見なかったので、そのままになっていた。今日、実際に使い方を聞いて、よく分かった。一つ軸になるものがあると、そこから言葉の学習が広げられるので良い。『ことばノート』を軸にして、自分のノートを作っていければいいと思った。

著者はお店の隅で……

著者はお店の隅で……

■その課が終わってから使っていたが、時間がなかったので宿題、宿題にしていた。今学期からやり方を変えた。1課が終わったら、「みんなで話そう」で復習。「確認をしよう」で総復習。そして「みんなで話そう」では、「そうだ、その課で習った文法も一緒に復習しよう」ということで、みんなで話をするようにしている。

■違う主教材を使っているので、その場合『ことばノート』をどう使ったらいいのかが、よく分からないので、その点をいつか教えていただきたい。

なおご参考までに、当日使用したパワーポイント資料をアップしておきます。

当日使用したパワーポイント → ことばノート 凡人社説明会 2013.4.20

 

二人で掛け合いで……

二人で掛け合いで……

 

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