3月20日(木)に「JOPTキックオフシンポジウム」を実施しました。このシンポジウムは、かなり早い段階で定員に達したため申し込みを締め切ったため、参加を希望なさっている方にもご迷惑をおかけしました。本日、近藤ブラウン先生から資料を頂戴し、ホームページにアップいたしました。どうぞご覧ください。
http://jopt.jpn.org/doc/kondo2014.3.20.pdf
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講師: 講演者:近藤ブラウン妃美(ハワイ大学マノア校)[HP]
演 題:学習者の役に立つ日本語会話テストの開発:理論、先行研究、そして実践
講演要旨:
インタビュー及びロールプレイ形式の「会話テスト」は一種のパフォーマンス・テストであり、到達度テスト(achievement test)、もしくは熟達度テスト(proficiency test)として、教育現場で幅広く利用されている。前者は、ある特定のクラスやプログラムの学習目標がどこまで達成できたかを判定することを主な目的とし、後者は言語能力判定を目的とする大規模テストだ。ACTFL が開発したOPIのような能力テストは典型的な熟達度テストで、ある特定のカリキュラムに準じておらず、その汎用性は高い。いずれのタイプの会話テストを作成・開発するにしても、テスト結果の妥当性、信頼性、そして有用性を高めるには、様々な考慮が必要である。また、学習者の学びを支援するという観点からは、学習者のモチベーションを高め、また学習者への効果的なフィードバックを与えられるテスト作りというものを考えることも大切だ。研修会では、以上の点について考慮しながら、「学習者の役に立つ日本語会話テスト」開発というものを考える。 講演では、口頭パフォーマンス・テストに関する理論や先行研究を中心に、そしてワークショップでは、日本語会話テストのデザイン、手順、そして採点方法について具体例を示しながら、話を進める。
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JOPT:http://jopt.jpn.org/index.html
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