多様な日本語教育にチャレンジ!

代表理事である嶋田は、これまで日本語学校を中心に長く活動を続けてきました。5、6年前からは秋田県能代市の縦断調査をはじめ、さまざまな地方にある日本語教室とも関わりを持ってきました。こうした経験を生かし、今後も留学生教育地域日本語教育にさまざまな形で携わっていきたいと考えています。

さらに、介護の日本語教育に真剣に取り組みます。EPA関連の介護の日本語だけではなく、定住外国人配偶者の社会参加の道として、ホームヘルパー2級、介護士資格取得ということがクローズアップされてきました。こうした中、介護施設の現場で、どのようなやり取りがあり、どんな点が課題なのか、自分自身が介護現場に入っていくことで、見えてくることも多々あると考えました。そこで、4月からは杉並区の浴風会のホームヘルパー2級講座を受けることにしました。  (浴風会ケアスクール http://www.yokufuukai.or.jp/careschool/index.html

また、現場で行われているコミュニケーションを知るだけではなく、日本語教育界と介護の世界のネットワークを作り上げていきたいと考えています。これからは、他領域との連携が非常に重要になってきます。介護の日本語に関心のある方々、是非アクラス日本語教育研究所で、「ミニミニ勉強会」を始めませんか。

その他、日本人のための日本語教育も、重要なテーマだと考えています。自分の考えていることをしっかりと相手に伝えることができる力、論理的に物を考えて、相手に伝えることができる力が日本人には欠けています。グローバル化した社会において、「なんとなく分かり合う」というだけでは、うまくいかないケースも出てきます。また、国際社会において、政治や経済面で摩擦が起きるのも、こうした「日本語力」不足に起因するとも言えます。これからは、しっかりと他(多)分野・他(多)領域と手を取り合って、「日本人のための日本語教育」に取り組むことが肝要です。「日本人のための日本語教育」に関心のある方々、ご一緒に考えていきませんか。

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