11月20日に三重県津市で、外国人集住都市会議が開かれました。今年は、仕事と重なり残念ながら参加できませんでしたが、ぜひ「津宣言」だけでもお伝えしたいと考えました。
前回の「とよはし会議」では、基調講演は、東京外国語大学の伊東祐郎氏による「これからの日本語教育~外国人児童生徒が将来活躍するために~」であり、日本語教育がメーンテーマに取り上げられたという点が大きな特徴でした。しかし、「とよはし宣言」に盛り込まれることはありませんでした。
今回の「津宣言」では、次のように明確に日本語学習機会の保障と精度の設立に触れている点、注目に値します。
日本語の習得を個人の自助努力に任せる従来の考え方から転換し、生活や就労
に必要な日本語学習機会を保障する制度の設立に踏み出すべきである。
外国人材の受入れが拡大するなか、単に少子・高齢化に伴う労働力不足への
短期的な対応ではなく、地方創生の観点から、国と地方自治体が連携し、受
け入れ後の社会統合政策がより効果的に進められるよう体制の整備を求める。
配布資料も津宣言もすべてアップされていますので、ぜひご覧ください。
資料:
津会議の配布資料
http://www.shujutoshi.jp/2017/siryo01.pdf
津宣言
http://www.shujutoshi.jp/2017/sengen.pdf
・
参考:
◆「外国人集住都市会議『とよはし2016』(2017.1.31)に参加して
◆「外国人集住都市会議『はままつ2015』」に参加して(2015.12.17)