留学生の「生の声」を聴いてください!~「未入国の仲間」のために発信するダリアさん~

9月16日(木)に、イーストウエスト日本語学校から3人の留学生が、国際交流授業の講師として小学校に出かけていきました。その時の記事は、以下の通りです。

   日本語学校の留学生、小学生との≪対面での交流授業≫で大活躍!(9.16)

~「生の触れ合い」は宝もの!~

   http://www.acras.jp/?p=12077

 

八成小学校の正門の前で、みんなで写真を撮りました。

八成小学校の正門の前で、みんなで写真を撮りました。

そして、終了後「感想文」を送ってほしいと、メールで3人にお知らせをしました。

 

・・・(省略)・・・今回は、記事にしてサイトに載せようと思います。
それは、コロナ禍で「何も出来ない」と思っている学校などに、「良い実践」を
発信したいと思っているからなんです。

 

もう1つの理由は、なかなか留学生の入国を認めない「日本社会」に、私は、
  いろいろな形で、働きかけたいと思って
  いるのです。
   ・留学生は、日本社会にとって大切な
  人々である。
 ・いつまでも待てないので、少しでも早く「入国許可」を出してほしい。

 

こうしたことから、ぜひぜひ、皆さんの「小学生との授業での対話」に
ついても発信したいと考えました。
皆さんからの「感想文」をお待ちしています。

 

 
数日後、参加した留学生から素晴らしい感想文が届きました。
その中で、ダリアさんは「意見文」というメールの件名で、「留学生の未入国問題」に関する意見も入れ込んだ文章を送ってくれました。そこで、「意見」として、1つの記事としてアップしたいと考えました。どうぞダリアさんの意見文をお読みください。留学生自らが、こうして「まだ入国できない仲間」のために書いてくれることは本当に嬉しいことです。もちろん最後の段落で、しっかりと今回の「小学校での交流授業」のことにも触れてあります。
                                                         

 

♬   ♬   ♬

 

みなさん、こんにちは。

私はロシア出身、ダーリヤと申します。

 

2020年12月から日本に住んでいます。今年の9月まで日本語学校で勉強し、卒業してから日本のマーケティングに関わる会社に入りました。

 

2020年9月日本に来る予定でしたが、コロナの理由で12月まで伸びてしまいました。その時、私はとっても落ち込んで過ごしましたが、今のところから見ると結構ラッキでした。なぜかというと、私は3ヶ月間だけ待ちましたが、他には世界中もう1年間以上来日を待っている人が多くいます。

今回はこの点についてちょっと自分の意見を述べさせて頂きたいと思います。

 

こんなに厳しい世界中の状態で、日本在留していない人の入国禁止は本当に理解していますが、コロナ状態はいつまで続きますか。いつ終わりますか。それとも逆に「いつか終わりますか」などの質問が多いですが、私たちには分からないことです。

だから、私たちは皆、ちょっとずつこの状況に適応する方法を見つける必要があると思います。もちろん国民に害を及ぼすことなく。

 

観光客の入国はともかくですが、

日本への留学生の入国は本当に大事だと思います。留学生の立場ももちろん分かりますが、今回は日本国からの目で見て見ましょう。

留学・ビジネスでも入国禁止が続いているので、日本は大きな経済的損失を被っています。学生数が少ないため、教育機関(日本語学校、専門学校、大学)は財政問題が多くあります。

ビジネスまたは産業労働部門にも労働力不足もあります。

日本は国の財政状況を改善する機会を奪い、また新しい優秀な専門家の到着を許可していません。

 

国民の安全とコロナ拡大の防止に関しては、

来日する前に、外国人が自分の国でPCRをします。あとは、日本位到着したら、またPCRを受けます。あとは2週間の自己隔離があります。このような対策を見ると、入国する外国人のせいでコロナが拡大できる可能性はなかなか低いではないでしょうか。

 

私は日本に住んでいる10ヶ月間で、色々な経験ができて、今も会社に入って、これからも日本のために努めて行きたいと思います。

同じように日本の文化・経済圏の発展に貢献する用意ができる人がロシアを含めて世界中たくさんいます。

 

っあ!そうだ!

今月、私は小学校との交流活動に参加させて頂きました。3年生にロシアについて話しました。子供たちが本当に喜んでいたそうです。みんなで楽しく時間過ごしました。授業が終わってから、一人の子に「私もいつか日本のことを教えるためにロシアへ行きた

3年1組の生徒さんから、「お礼にどうぞ」と紙飛行機をもらったダリアさん。

3年1組の生徒さんから、「お礼にどうぞ」と紙飛行機をもらったダリアさん。

い」と言われました。他の子が紙飛行機を作ってくれて、飛行機でとっても頑張ってて「ダーリヤさんへ」と書いてありました。

こちらは細かいことだと思っても良いかもしれませんが、私には大きい経験になりました。日本で自分の国について話す機会を頂いても、感謝の気持ちがいっぱいでした。

こう言うところでも、異文化間関係の改善への影響を与えて、外国人の留学生が日本に役に立てるのではないでしょうか。

子供たちの嬉しそうな目がまさにそれを表現しました。

 

以上になりますが、

入国許可をご検討のほどどうぞ宜しくお願い致します。

 

参考:「だーしゃてれび」

https://www.youtube.com/channel/UCxUVTLQx55Xwxrd3GdEzG7A

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