国際交流基金内にアジアセンター~3000人以上の日本語学習パートナー派遣

海外の日本語教育に普及促進に関して、一つの大きな動きが出てきました。国際交流基金のホームページには、12月17日付で「『文化のWA(和・環・輪)プロジェクト~知り合うアジア』の実現に向けて」というお知らせが出ました。http://www.jpf.go.jp/j/about/new/1312/12-01.html  また、今後詳細がホームページ等に掲載されることになっています。みんなの力で、日本語教育・支援を多様な形で広げていきたいものです。また、日経新聞でもこのことを取り上げています。以下、記事の一部をお伝えします。

【日経新聞 12月14日朝刊】

・新たな文化交流事業を表明する。規模は300億円程度を見込んでいる。

・首相が表明する文化交流事業は国際交流基金内に設けるアジアセンターが実施。地域の芸術家ら1000人以上を招き日本の文化人との交流を促すほか、演劇や映画など140件以上の共同作品作りも支援する。

・域内での日本語学習も支援。学生やシニア層を活用して日本人の教師を3000人以上派遣する。

・スマートフォンなどを活用した日本語学習のシステムも開発・運営する。

【外務省ホームページ:「日・ASEAN特別首脳会議(概要)」】

http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/page3_000594.htmlには以下のように記載されています。
(4)人と人との交流(「心と心のパートナー」)
「文化のWA(和・環・輪)プロジェクト~知り合うアジア~」

安倍総理から、アジアにおいて、お互いの固有の文化や伝統を受け入れ、知り合うことにより、この地域は更に大きな力を発揮できると確信するとして、アジアの国々がともに新しいアジア文化の創造を目指すことを提案した。その具体的な内容として、国際交流基金内にアジアセンターを立ち上げ、2020年までの7年間を目途に、「文化のWA(和・環・輪)プロジェクト~知り合うアジア~」を実施し、1000人以上の芸術家・文化人の対話・交流事業や、3000人以上の日本語学習パートナーを派遣して、現地教師とともに、日本語学習者を支援する事業等を実施することを発表した。

 

 

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